本剤は主に糞中に未変化体のまま排泄される。尿中に排泄される割合は少量である(5%)。
[「薬物動態」の項参照]
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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糖尿病用薬: スルホニルアミド系薬剤 スルホニルウレア剤 ビグアナイド系薬剤 インスリン製剤 チアゾリジン系薬剤 α-グルコシダーゼ阻害剤 速効型インスリン分泌促進薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤等 |
糖尿病用薬との併用時には,特に低血糖症状の発現に注意すること。[「慎重投与」の項参照] 特に,スルホニルウレア剤と併用する場合,低血糖のリスクが増加するおそれがある。スルホニルウレア剤による低血糖のリスクを軽減するため,スルホニルウレア剤の減量を検討すること。[「重要な基本的注意」及び「重大な副作用」の項参照] インスリン製剤と併用する場合,低血糖のリスクが増加するおそれがある。低血糖のリスクを軽減するため,インスリン製剤の減量を検討すること(外国人の高度の腎機能障害のある患者において,インスリン製剤と併用した場合,低血糖のリスクの増加が認められている)。 α-グルコシダーゼ阻害剤との併用により低血糖症状が認められた場合にはショ糖ではなくブドウ糖を投与すること。 |
糖尿病用薬との併用時には,本剤の血糖コントロール改善により,低血糖のリスクが増加するおそれがある。 |
血糖降下作用を増強する薬剤: サリチル酸剤 モノアミン酸化酵素阻害剤 リトナビル等 |
左記薬剤と本剤を併用する場合には,血糖降下作用の増強により更に血糖が低下する可能性があるため,併用する場合には,血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[「薬物動態」の項参照] | 左記薬剤との併用により血糖降下作用が増強されるおそれがある。 |
血糖降下作用を減弱する薬剤: アドレナリン 副腎皮質ホルモン 甲状腺ホルモン リファンピシン等 |
左記薬剤と本剤を併用する場合には,血糖降下作用の減弱により血糖が上昇する可能性があるため,併用する場合には,血糖値その他患者の状態を十分観察しながら投与すること。[「薬物動態」の項参照] | 左記薬剤との併用により血糖降下作用が減弱されるおそれがある。 |
詳細は添付文書をご確認ください。