主要領域別情報 ”自宅でも”、”道具が無くても”できる
レジスタンス運動

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COVID-19の影響で外に出られなくなった患者さんに、ぜひお伝えください

監修:古川 慎哉 先生(愛媛大学 総合健康センター 教授)
渡部 潤一 氏(愛媛県立中央病院 リハビリテーション部 理学療法士)

糖尿病治療の基本は、食事療法・運動療法・薬物療法の3つです。その1つの運動療法は、運動により刺激を受けた筋肉がブドウ糖や遊離脂肪酸の利用を促進させ、血糖コントロールの改善・インスリン抵抗性・脂質の代謝改善などが得られます。また継続的に実施することで、体重や心肺機能が向上するなどの効果も期待できます。運動療法は運動の種類・方法により、有酸素運動とレジスタンス運動に分けることができ(図1)、それぞれ単独よりもそれらを併用することで効果的に糖尿病を改善させることも報告されております 1)
レジスタンス運動は、主に腹筋やダンベル腕立て伏せ、スクワットなどの実施が推奨されています。ただCOVID-19の影響により在宅を強いられ、今までやってきたことができなくなった患者さんもおり、糖尿病治療に影響が出始めているのではと思います。
そこで今回は、いつでも誰でも、専用の道具が無くてもできるレジスタンス運動をご紹介します。ぜひ糖尿病患者さんの指導にお役立ていただき、心血管合併症を予防していきましょう。

1) Sigal, RJ. et al. Effects of aerobic training, resistance training, or both on glycemic control in type 2 diabetes:a randomized trial.
Ann. Intern. Med. 147(6), 2007, 357-69.

有酸素運動とレジスタンス運動(図1)

有酸素運動 レジスタンス運動

運動療法(レジデンス運動)を推奨できない患者さんと状況

運動療法は誰でも、いつでもやっていいものではありません。まずはその患者さんが適しているのか?その状況でやっていいのか?を患者さんに伝える必要があります。

運動療法を禁止あるいは制限した方がよい場合注1)

道具が無い場合のレジスタンス運動(患者タイプ別)